]X. バックアップ・環境設定
1 自動保存ファイルと開き方
自動保存は、メニュ−バ−の 設定→基本設定→一般(1)タブ の
オ−トセ−ブ時間で設定出来ます。
オ−トセ−ブ時間で設定した、時間ごとに自動保存ファイルが更新されます。
自動保存ファイルは、ファイル名の最初に【自動保存】という文字が追記され、
拡張子が「.jw$」です。
保存されているファイルの場合、自動保存ファイルは、
保存しているフォルダに出来ます。
保存先が決まっていない時は、jw_win.exe が入っているフォルダに作成
されます。
JWWフォルダ内にあるsample.jwfを同じフォルダ内にコピ-して、
コピ-した方をJw_win.jwfに名前を変えて、上記のオ-トセ-ブ時間を設定後
メニュ-バ-の 設定→環境設定ファイル→書出し を行うと
次回からJWWを起動するとその設定になります。
書き出しを行うと、コメント文は消えてしまいます。
自動保存ファイル(拡張子 .jw$ )を開くには、拡張子をjwwに変えると
開けます。
同ファイル名はすでに存在するはずなので、ファイル名も変える必要があります
2 BAKファイル・自動保存ファイルの開き方
バックアップファイル・自動保存ファイルを開くには、エクスプローラーや、
マイコンピュータから、ファイルのある場所を開いて、ファイル名を変更し、
「.jw$」・「.BAK」の拡張子を「.jww」に変更すれば、開けます。
同ファイル名はすでに存在するはずなので、ファイル名も変える必要があります
3. ソリッド図形選択時のレイヤ指定
環境設定ファイル(拡張子jwf)の「COM_LAY41=」を下記のように
43番目のレイヤ指定をし、キーコマンドの「キーカスタマイズの設定」にも
43を割りつけます。
この設定により、キ−コマンドから直接「ソリッド図形」を選択すると
指定したレイヤに切り替わります。
4 バックアップファイルとは
保存してあるファイルを読みこんで図面を修正したり
書き加えたりした後 同じファイル名で保存した時に、最初に
読んだファイルを ***.BAKという名前のファイルを自動的に
作成してくれます。
バックアップファイル数は、メニュ−バ−の 設定→基本設定→一般(1)タブ
の
バックアップファイル数で設定出来ます。
※ 環境設定ファイルの「S_COMM_0」のバックアップファイル作成の設定をし、
環境設定ファイル名をJw_win.jwfにし、「JW_WIN.EXE」があるフォルダー内に置くと、
起動時に自動的に読込まれます。
「S_COMM_0」の設定は、起動時の"JW_WIN.JWF"でのみ有効です。
上書き保存した時に、上書き保存前のファイルをバックアップファイルとして
自動的に作成します。
拡張子が「.BAK」です。
バックアップファイル数の設定以上に、今編集中のファイルを何回も上書き保存を繰り返すと、
元のファイル(読み込んだファイル)は無くなってしまいます
上書き直前のファイル(設定数の1〜9)が残るだけです。
5. 自動保存フォルダーの設定
( sample.jwf より)
#「AutoSaveDir」自動保存のフォルダー指定
# ※自動保存のフォルダー指定は環境設定ファイルでのみ行える。
# ※ルート(C:\)は自動保存のフォルダーに指定できない。また、存在しない
# フォルダーを指定した場合は無視される。
# 記述例「AutoSaveDir=C:\JWW」
# フォルダーの後ろに半角*を追加すると作成される自動保存のファイル名
# は【自動保存】+JWWの起動回数番号「00〜99」(99の次は00に戻る)になる。
# 記述例「AutoSaveDir=C:\JWW*」
# 半角*に続けて[5〜99]の数値を指定すると、指定した数値が起動回数番号
# 最大値になる。
# 記述例「AutoSaveDir=C:\JWW*50」
6 JWC・DXFファイルの上書保存とBAKファイル作成の設定
環境設定ファイル(**.jwf)の一般設定で
S_COMM_0=・・・・・・・0 0
の前から8番目の数字を下記のように0から1に変更すると、
S_COMM_0=・・・・・・・1 0
JWC・DXFファイルの上書保存とBAKファイル作成が出来ます。
環境設定ファイルでのみ設定可です。
**.jwfのファイル名を Jw_win.Jwfにし、
JWWフォルダ内(Jw_win.exeのあるフォルダ内)に保存すると、
JWW起動時に自動的に読み込みます。
※『S_COMM_0』は、起動時の"Jw_win.jwf"でのみ有効です。
7 環境設定ファイルとは
環境設定ファイル(拡張子JWF)は、JWWで各自が任意に各種設定を行える
テキストファイルで、複数の環境設定ファイルを作成する事も出来ます。
環境設定ファイル名を Jw_win.jwf にして、「Jw_win.exe」があるフォルダ内におくと、
JWW起動時に自動的に読み込まれます。
環境設定ファイルで、線色・線種・文字の形状や色・寸法の設定 等を設定しておくと、
次回からその設定で読み込まれますので、毎回設定する必要がなくなります。
環境設定ファイルを設定後、30行目のENDを削除するか、#ENDにしないと
設定が有効になりません。
環境設定ファイルの「S_COMM_0」 の設定は、起動時の"jw_win.jwf"でのみ有効です。
8 レイヤ整理ファイル( 拡張子は JWL ) とは
レイヤ整理ファイル( 拡張子が JWL )は、同一レイヤグル−プ内でレイヤを 意識せずに
描いたデ−タ−を、各自が自由に作成した、レイヤ 整理ファイル の設定にしたがって、
指定したデ−タ−を指定したレイヤに、移動・整理させる事が出来るファイルです。
9 JWWとJWCのデ−タサイズの違い
JWWはデ−タ精度が倍精度、JWCは単精度であり、デ−タ保存量も、
JWWは文字デ−タ等も保存しますので、単純に考えてもJWCと比べて、
ファイルサイズは 大きくなります。
10 標準のクロックメニューのカスタマイズ
標準のクロックメニューはカスタマイズできません
11 クロスラインカーソル(目盛付き共)のON・OFF
ステ−タスバ−(作図画面下のバ−)の用紙サイズより左の空白部分で
左クリックすると、クロスラインカーソルののON・OFFの切り替え
右クリックすると、目盛付きクロスラインカーソルののON・OFFの切り替え
「クロスラインカーソルを使う」設定にして、クロスラインカーソル(目盛付き共)が
表示されている時は、上記の切り替えは出来ません。
右クリックで、目盛付き、目盛り無しの切り替えが出来ます。
目盛付クロスラインカーソルの設定「R_CROSS_SET = 」の記述のある
環境設定ファイルを読込むと、クロスラインカーソル表示を
手動で ON/OFF できるようになる。
また、ステータスバーの[倍率]から[用紙]までのマウス右ドラッグでも、
同様の状態になる。
12 マウスホイールによる拡大・縮小
JWWを起動させて、メニュ−バ−の設定→環境設定ファイル→
編集・作成で、JWWフォルダ内にある、環境設定ファイルを開いて下さい。
マウスホイールによる拡大・縮小機能の設定は、環境設定ファイル の
「ズーム操作の設定」で設定出来ます。
ZOOM = 0 0 0 0 10 0.5 1.5 100 1
の最後の所を「1」にして下さい。。
−(マイナス)を付けると、逆方向の拡大・縮小になります。
12-1 マウスホイールによるズーム操作が環境設定ファイルで設定しても機能しない
@ 環境設定ファイルで設定した数値「1」は半角になっているか
A 環境設定ファイルで設定した他の設定はJWW起動時に読み込んでいるか
環境設定ファイル名を「Jw_win.jwf」にしないと起動時に読み込まれません
(環境設定ファイルでENDは削除または#ENDにしているか)
(環境設定ファイル名や拡張子に間違いはないか)
B マウスのドライバーは最新か
C マウスのスクロ-ルボタンの設定の確認
D 「全てのアプリケーションでOffce97互換モードを使用」にチェックを入れる
E マウスのプロパティーのボタンタブ、スクロール速度を「なし」に設定してみる
F 常駐ソフトを外してみる
G マウスドライバーを PS/2標準マウスドライバーを使用してみる
13 環境設定ファイルでのバックアップファイル数の設定
「S_COMM_1」の最後の数字で、バックアップファイル数を記入します。
−9〜9までの数字を入力します。
絶対値1以上で「*.BAK」のバックファイル作成
絶対値2以上で「*.BK2」〜「*.BK9」のバックアップファイル作成
「*.BAK」→「*.BK2」→「*.BK9」の順に古いファイルになる
マイナス値の場合は A,Bドライブのバックアップファイルは作成しない
プラス2以上の場合でも A,Bドライブ には「*.BAK」ファイルのみ作成
S_COMM_1 = 150 1 0 0 0 1 1 111 1
※ 環境設定ファイルの「S_COMM_0」のバックアップファイル作成の設定をし、
環境設定ファイル名をJw_win.jwfにし、「JW_WIN.EXE」があるフォルダー内に置くと、
起動時に自動的に読込まれます。
「S_COMM_0」の設定は、起動時の"JW_WIN.JWF"でのみ有効です。
14 レイヤごとの線色・線種設定
書込レイヤーを変えた時に、指定した線色・線種に切替わります。
0を指定すると線色の切替えを行いません。0〜9 のPen番号で設定します。
9は補助線です。
0を指定すると線種の切替えを行いません。10を除く 0〜19 の番号で設定します。
線種番号の1〜8は線種の1〜8、9は補助線色、11〜15 はランダム線、16〜19は倍長線種です。
LAYCOL_* は、レイヤーグル-プ番号 * のレイヤーごとの線色の設定をします。
LAYTYP_* は、レイヤーグル-プ番号 * のレイヤーごとの線種の設定をします。
下記の設定の場合は、
レイヤーグル−プ0のレイヤ-番号0を書込レイヤーにすると、線色はPen8で線種は6になります。
レイヤーグル−プ0のレイヤ-番号1を書込レイヤーにすると、線色はPen2で線種は1になります。
レイヤーグル−プ0のレイヤ-番号2を書込レイヤーにすると、線色は無指定で線種は2になります。
レイヤーグル−プ0のレイヤ-番号5を書込レイヤーにすると、線色はPen3で線種は無指定になります。
レイヤーグル−プ1のレイヤ-番号0を書込レイヤーにすると、線色はPen8で線種は1になります。
# グループ | ← レイヤ → |
# ↓ (0) (1) (2) (3) (4) (5) (6) (7) (8) (9) (a) (b)
(c) (d) (e) (f)
LAYCOL_0 = 8 2 0 0 0 3 0 0 0 0 0 0 0
0 0 0
LAYCOL_1 = 8 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
# グループ | ← レイヤ → |
# ↓ (0) (1) (2) (3) (4) (5) (6) (7) (8) (9) (a) (b)
(c) (d) (e) (f)
LAYTYP_0 = 6 1 2 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
0 0 0
LAYTYP_1 = 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
0 0
15 コマンドごとのレイヤ設定
コマンドを変えた時、指定したレイヤに切替わります。
「0*」とした場合、レイヤグループは変更せず「*レイヤ」なり、「*0」とした場合、
「*グループ」になりレイヤは変更されません。
「00」 を指定すると、レイヤの切替えを行いません。
したがって、0レイヤグループ、0レイヤへの切替えはできません。
下記の設定の場合は、
線コマンドを選択するとレイヤーグル−プ1のレイヤ-番号2に切替わります。
文字コマンドを選択するとレイヤーグル−プの切替は行わず、レイヤ-番号Aに切替わります。
寸法コマンドを選択するとレイヤーグル−プの切替は行わず、レイヤ-番号Bに切替わります。
# コマンド毎のレイヤ設定(16進数 00〜ff)
# AUTO , 線 , 矩形 , 円弧 , 文字 , 点 , 寸法 , 2線
, 中心線, 連続線
# ( 1) ( 2) ( 3) ( 4) ( 5) ( 6) (
7) ( 8) ( 9) (10)
COM_LAY01= 00 12 00 00 0A 00 0B 00
00 00
16 環境設定ファイルを読み込んでも変わらない
環境設定ファイル(拡張子JWF)の30行目のENDは削除してありますか。
# (注意)この「SAMPLE.JWF」には、次ぎの行に「END]あります。したがって、
# このファイルの読込みを行っても、「Jw_win」の環境は何も変更されません。
END ← ここのENDを削除するか、#ENDにする
デスクトップのショートカットアイコンからJWWを起動されている場合、
アイコンの左下に矢印がありますか。
なければ、作成方法に間違いがあります。
ショートカットを作るためEXEファイル(Jw_win.exeや他のプログラムも同様)を
左ドラッグした時、Win95〜Win98SE はショートカットの作成になりますが、
WinME,Win2000,WinXP はEXEファイルそのものが移動します。
出来るだけ右ドラッグで「ショートカットの作成」を使いましょう。
※ ショートカットを右クリック→プロパティでリンク先がJWWを導入した
場所( 例えば C:\JWW\Jw_win.exe )になっていることを確認して下さい。
同じく作業フォルダも C:\JWW になっていることも確認して下さい.
外部エディタを NOTEPAD 等を使っていて「名前を付けて保存」する場合は、
拡張子が 「.txt」 になってしまいますので、後で拡張子の変更を行って下さい。
もし、「*****.jwf.txt」になっていたら、ファイルを右クリックして、「名前の変更」で
「.txt」を削除して下さい。
「拡張子を変更すると、ファイルが使えなくなる可能性があります。変更しますか?」と
表示されますが、「はい」で閉じて下さい。
または、新規保存時にファイル名+拡張子を半角の ”(ダブルコーテーション)で
囲って保存すると、NOTEPAD であっても、ファイルの種類がテキスト形式でも問題なく
指示した拡張子で保存出来ます。
この方法はWindowsの全てのアプリケーション保存時に有効です。
《 拡張子の表示方法 》
エクスプロ−ラで 表示→フォルダオプション→「表示」タブをクリックして、
「登録されているファイルの拡張子は表示しない」にチェックが入っていれば、
チェックを外してみて下さい。
※ フォルダオプションの場所は”ツール”の場合と”表示”の場合があります。
17 JWC形式で保存すると、線色7・8と補助線色が、線色6になる
DOS版にない「線色」、Pen7・8と補助線色は、ペン6になります。
18 JWC形式で保存すると、フォントが全てゴシック体になる
Windows独自のフォント情報がなくなり、全てゴシック体になります。
19 JWC形式で保存すると、ソリッド図形が消えてしまう
塗りつぶし(ソリッド図形共)はJWC形式では保存出来ません。
20 図寸法で入力したい
下記の1行のみを作成した環境設定ファイルをメニュ−バ−の設定→
環境設定ファイル→読み込み で読み込みます。
R_STR0_00 = 100 1 0 0 0 ,100図寸,
最初の 100 は、縮尺です。
標準に戻すには、
R_STR0_00 = 1000 0 0 0 0 ,m,
が記載されている(元の)環境設定ファイルを読み込みます。
21 環境設定ファイルで、寸法値を太字に設定する
環境設定ファイルの下記の所で設定できます。
「$<MS ゴシック>」の後ろに「!」を付けて、「$<MS ゴシック>!」にすると
太字になります。
「$<MS ゴシック>」の後ろに「/」を付けて、「$<MS ゴシック>/」にすると
斜体になります。
S_STR1 = 2 1 0.5 0 0 "$<MS ゴシック>
部分的に使う場合は、寸法コマンド→コントロ−ルバ−の「設定」で、
「太字」・「斜体」にチェックを入れて下さい。
22 作図時間の設定
環境設定ファイルの『S_COMM_6』で設定する
# | | | | | 作図時間の変更(0:変更不可
1:変更可)
# | | | | | (環境設定ファイルでのみ指定可)
# | | | | | |
# | | | | | |作図時間をステータスバーに表示
# | | | | | |(0:非表示 1:表示)
# | | | | | |(環境設定ファイルでのみ指定可)
# ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
S_COMM_6 = 100 2 0 0 60 1 1 0 0
23 尺寸 or インチ or 寸 等で入力したい
環境設定ファイルで設定するか下記の1行のみを作成した環境設定ファイルを
メニュ−バ−の設定→環境設定ファイル→読み込み で読み込みます。
# 【 Km 】を使用する場合の記述例(1文字目の#を削除して使用する)
#R_STR0_00 = 1000000 1 1 1 0 ,Km,
#
# 【 尺 】を使用する場合の記述例(1文字目の#を削除して使用する)
#R_STR0_00 = 303.03 1 1 1 0 ,尺,
# 【 寸 】を使用する場合の記述例(1文字目の#を削除して使用する)
#R_STR0_00 = 30.30 1 1 1 0 ,寸,
# 【 インチ 】を使用する場合の記述例(1文字目の#を削除して使用する)
#R_STR0_00 = 25.40 1 1 1 0 ,インチ,
標準に戻すには、
R_STR0_00 = 1000 0 0 0 0 ,m,
が記載されている(元の)環境設定ファイルを読み込みます。
24 JWW起動時の線色・線種を設定する
Pen番号のみの指定は出来ませんが、Pen番号のレイヤが
決まっている場合は可能です。
この設定では、レイヤを指定すると、指定した線色・線種に変わります。
環境設定ファイル(拡張子JWF)で設定出来ます。
環境設定ファイル名は Jw_win.jwf にして下さい。
「S_COMM_0」の行の最初の 00 が書き込みレイヤグル-プと
書き込みレイヤの設定ですので、JWW起動時の線色・線種を設定する
レイヤ(グル−プ)を指定して下さい。
下記の設定はレイヤグル−プ0のレイヤ2に「6番ペンの実線」の設定
をした例です。
S_COMM_0 = 02 35 A0 1 1 900 0 0 0 ←追加した
次に、「LAYCOL_0」でレイヤーごとの線色の既定値設定を
「LAYTYP_0」でレイヤーごとの線種の既定値設定を行って下さい。
LAYCOL_0 = 0 0 6 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
LAYTYP_0 = 0 0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
「S_COMM_0」の設定は起動時の"JW_WIN.JWF"でのみ有効 です。
「JW_WIN.EXE」があるフォルダー内に「Jw_win.Jwf」がある場合、
起動時に自動的に読込まれます。
25 多用する線色・線種を簡単に選択する
環境設定ファイル(拡張子JWF)の「LTYPE_HC」で設定をします。
# | | |基準線の線色No.と線種No.の設定
# | | |線色No.(1〜8)
# | | | |
# | | | |線種No.(1〜8)
# | | | | |
# ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
LTYPE_HC = 1 1 0 ※ ※
上記の「※」印の所で、線色と線種の設定をして、環境設定ファイルを
読み込むと( Jw_win.jwf は起動時に自動的に読み込まれる)、
「線属性」バ−を右クリックで、上記で設定した線色・線種に変わる。
26 JWW起動時のレイヤ(グル−プ)・用紙サイズ・縮尺を設定する
環境設定ファイル(拡張子JWF)の「S_COMM_0」で起動時の用紙サイズ・
起動時のレイヤ(グル−プ)の設定をします。
環境設定ファイル名は Jw_win.jwf にして下さい。
「S_COMM_0」の設定は起動時の"JW_WIN.JWF"でのみ有効 です。
「JW_WIN.EXE」があるフォルダー内に「Jw_win.Jwf」がある場合、
起動時に自動的に読込まれます。
下記の設定は、「S_COMM_0」でJWW起動時の用紙サイズを「A0」に、
JWW起動時のレイヤグル−プを「2」に、レイヤを「5」に設定した例です。
#
# 書き込みレイヤグループ・レイヤの設定(16進数 00
〜 FF)
# |
# | クロックメニューに移行するドラッグ量 (20〜200)
# | |
# | | |( A4, A3, A2, A1, A0, 2A, 3A, 4A, 5A, 10,
50, 100 )
# | | |()内のサイズ以外は無効
# | | |
# ↓ ↓ ↓
S_COMM_0 = 25 35 A0 1 1 900 0 0
縮尺の設定は、「LAYSCALE」で設定します。
下記の設定は、上記で設定したJWW起動時のレイヤグル-プ2の縮尺を「100」に、
その他のレイヤグル−プで、レイヤグル-プ0の縮尺を「10」に、
レイヤグル-プ1の縮尺を「30」に、レイヤグル-プ3の縮尺を「50」に、
レイヤグル-プEの縮尺を「100」に、レイヤグル-プFの縮尺を「1」に、
設定した例です。
# 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 A B C D E F
LAYSCALE = 10 30 100 50 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 100
1
27 クロックメニューに移行するドラッグ量の設定
環境設定ファイル(拡張子JWF)の「S_COMM_0」で設定する。
環境設定ファイル名は Jw_win.jwf にして下さい。
「S_COMM_0」の設定は起動時の"JW_WIN.JWF"でのみ有効 です。
「JW_WIN.EXE」があるフォルダー内に「Jw_win.Jwf」がある場合、
起動時に自動的に読込まれます。
下記の設定は、「クロックメニューに移行するドラッグ量」を「35」に
設定した例です。
# | クロックメニューに移行するドラッグ量 (20〜200)
# | |
# | | 用紙サイズ設定
# | | |( A4, A3, A2, A1, A0, 2A, 3A, 4A, 5A,
10, 50, 100 )
# | | |()内のサイズ以外は無効
# | | |
# ↓ ↓ ↓
S_COMM_0 = 00 35 A0 1 1 900 0 0 0
※ メニュ−バ−の設定→基本設定→一般(1)タブ出も設定出来ますが、
「S_COMM_0」の設定は起動時の"JW_WIN.JWF"でのみ有効 です。
28 図形・複写・移動コマンド使用時のレイヤ・線色・線種の設定
「S_COMM_5」の最初から2〜5番目の数字で設定をします。
最初から2番目の数字でレイヤの設定をします。
( 0:書込みレイヤ 1:元レイヤグループ 2:元レイヤ)
最初から3番目の数字で図形の線色の設定をします。(0:元線色 1:書込み線色)
最初から4番目の数字で図形の線種の設定をします。(0:元種色 1:書込み種色)
※ 一時的に変更する場合は、複写等の時にコントロ−ルバ−の「作図属性」で
切り換えが出来ます。
S_COMM_5 = 0 0 0 0 0 0 0 0 0
29 貼付コマンド使用時のレイヤ・線色・線種の設定
「S_COMM_5」の最初から2〜5番目の数字で設定をします。
最初から2番目の数字でレイヤの設定をします。
( 0:書込みレイヤ 1:元レイヤグループ 2:元レイヤ)
最初から3番目の数字で線色の設定をします。(0:元線色 1:書込み線色)
最初から4番目の数字で線種の設定をします。(0:元種色 1:書込み種色)
※ 一時的に変更する場合は、複写等の時にコントロ−ルバ−の「作図属性」で
切り換えが出来ます。
S_COMM_6 = 100 0 0 0 60 0 0 0 0
30 標準クロックメニューをAUTOモードクロックメニューにする
「AC_COM」の最初の数字で設定をします。
メニュ−バ−の設定→基本設定→一般(2)タブで、「標準クロックメニューを
AUTOモードクロックメニュー にする」の項目を表示さすには 1 を、
「標準クロックメニューをAUTOモードクロックメニュー」に初期設定するには 2 を記載します。
AC_COM = 0 240 240 240 80 80 80
31 クロックメニューを無効にする
メニュ−バ−の設定→基本設定→一般(2)で、「クロックメニューを使用しない」にチェックを
入れると、右or左ドラッグしてもクロックメニューが表示されなくなります。
ただし、右AM0時、3時、6時(オフセット)、9時(線上点・交点)は表示されます。
右AM0時、3時は選択されているコマンドによって内容は変化します。
環境設定ファイル「S_COMM_0」のクロックメニューに移行するドラッグ量を
1020〜1200にするとクロックメニューを使用しない設定になります。
32 表示・非表示レイヤ(グル-プ)番号の文字色の設定
「AC_COM」の数字で設定をします。
下記の2〜4番目の数字で、非表示レイヤ(グル-プ)番号の文字色の設定をします。
下記の5〜7番目の数字で、表示レイヤ(グル-プ)番号の文字色の設定をします。
「※1」で「赤色要素」、「※2」で「緑色要素」、「※3」で「青色要素」の設定を行います。
※1 ※2 ※3 ※1 ※2 ※3
AC_COM = 0 240 240 240 80 80 80
33 矢印キ−での画面移動・拡大・縮小・全体表示
基本設定→一般(2)の
「オフセット・複写・移動・パラメトリック変形のXY数値入力のときに矢印キーで確定」に
チェックを入れると、Ctrl+キ−操作で画面移動・拡大・縮小・全体表示が操作出来ます。
「矢印キーで画面移動、PageUp・PageDownで画面拡大・縮小、Homeで全体表示にする。」に
チェックを入れると、キ−操作で画面移動・拡大・縮小・全体表示が操作出来ます。
この設定にチェックを入れると、上行の「オフセット・複写・移動・パラメトリック変形の……」
の設定はできません。
※ 文字コマンドでの画面移動は、Q&Aの「文字」コマンドで、
『12.文字コマンド選択時の画面移動』を参照。
34. 矢印キーによる軸角方向への画面移動
環境設定ファイル「S_COMM_5」の「E矢印・PageUp・Down・Homeキーでズーム操作」の
設定を「2」にすると、矢印キーの操作で軸角方向への画面移動が出来ます。
または、基本設定→一般(2)の「矢印キーで画面移動、PageUp・PageDownで
画面拡大・縮小、Homeで全体表示にする。」にチェックを入れて、その下の行の
「軸角方向移動」にチェックを入れる。
S_COMM_5 = 0 0 0 0 0 2 0 0 0
35. 縮尺ボタンの「+・」とは
「縮尺・読取 設定」の、「表示のみレイヤのデータを基準線等の場合は読取る」や
「表示のみレイヤの読取点を読み取る」の切替が縮尺ボタンの右クリックで出来ます。
「S_COMM_8」で設定できます。
一の位:表示のみレイヤの基準線の読取り状態変更(0:変更不可 1:変更可)
十の位:表示のみレイヤの読取点の読取り状態変更(0:変更不可 1:変更可)
百の位:ステータスバーの縮尺変更ボタンに表示のみレイヤの読取り状態表示
S_COMM_8 = 111 0 11 0
36. 印刷時の線幅の設定
これまでは、プリンタ出力時の線幅はポイント値で設定していましたが、
ver3.50 からミリ設定もできるようになりました。
基本設定で設定する場合は、基本設定→「色・画面」タブの”プリンタ出力要素”の
線幅で設定します。設定できる数値は、1〜500 です。
「色・画面」タブの「線幅を1/100mm単位とする」にチェックを入れると、設定した線幅÷100
の線幅(ミリ設定)で印刷されます。
※ 「線幅を1/100mm単位とする」にチェックが入っている場合、プリンタ出力時の線幅を
10 とすると、10÷100=0.1mm の線幅で印刷されます。
100 以外の数値で設定したい場合は、「線幅を1/100mm単位とする」にチェックが
入っていると外して、「線描画の最大幅(1〜100ドット) or 線の幅の単位(1/N
mm:-1〜-100)」での
数値をマイナスをつけて -1〜-100 の間で設定すると、設定した線幅÷設定した数値(N)
の
線幅(ミリ設定)で印刷されます。
また、「線幅を1/100mm単位とする」にチェックを入れずに「線描画の最大幅(1〜100ドット)
or
線の幅の単位(1/N mm:-1〜-100)」での数値を、マイナスをつけずに1〜100の設定
をした場合は、プリンタ出力時の線幅を ピクセル単位でプリンタ出力されます。
「線描画の最大幅(1〜100ドット) or 線の幅の単位(1/N mm:-1〜-100)」の数値を
マイナスをつけずに1〜100の設定をした場合は、数値がピクセル単位での出力
ということで出力時の線幅に影響を与えません。
環境設定ファイルでミリ単位・ピクセル単位での設定する場合は、「S_COMM_2」の
前から2番目の数値で設定でき、
1〜 100を記述するとプリンタ出力の線幅を ピクセル単位でプリンタ出力、
-1〜-100を記述するとプリンタ出力の線幅を単位1/Nmm単位でプリンタ出力します。
S_COMM_2 = 0 100 0 0 0 0 0 0 0
プリンタ出力時の線幅は「PCOLLOR_1」〜「PCOLLOR_8」で設定します。
ミリ設定にしていない場合は、同じポイント値でも、プリンタよって線幅が変わってきます。
(ミリ設定でない場合、解像度 400dpi のプリンタで線幅を 0.5mmにするの場合)
1インチ=25.4mm ですので、線幅 0.5(mm) ÷ 25.4 × 400(dpi) ≒ 7.9 になり、
線幅を「8」に設定すると、印刷時の線幅がほぼ0.5mm になります。
ミリ設定の場合、「設定した線幅÷設定した数値(N) の線幅」でプリンタ出力されますが、
これもプリンタの解像度に依存します。
プリンタ出力の線幅の設定値が「1」で「設定した数値(N)」が「-100」、プリンタの解像度が
「400dpi」の場合、1(プリンタ出力の線幅の設定値)÷100(設定した数値(N))=
0.01 mm で
ソフト側の設定では計算上はプリンタ出力されることになりますが、実際には
25.4mm(1インチ)÷ 400(解像度)≒ 0.064 mm が印刷できる線幅の最小値に
なりますので、この場合は、線幅に 1〜6 を設定しても同じ線幅でプリント出力され、
線の幅に違いはありません。
※ 等倍以外での印刷の場合、「ミリ設定」では印刷倍率に応じて線幅が拡縮されますが、
「ポイント値」での設定の場合は、印刷倍率に関係なく設定した線幅で出力されますので、
注意してください。
基本設定は、JWWが起動している時のみ有効、一時的な設定と考えてください。
基本設定で設定した内容は基本的にはレジストリに保存されるのですが、
基本設定→一般(1)タブの「ファイル読込項目」にチェックが入っていると、
他社からもらった図面を開いた場合、他社の線色・文字種等の設定で読み込まれます。
正確にはJWW終了時の設定がレジストリに保存されますが、環境設定ファイルを
作成されることをお勧めします。
何らかの理由でWindowsシステムの再導入になった場合を考慮して環境設定ファイルで
保存してバックアップをとることでWindows再導入後に環境を保持できるメリットもあります。
また、環境設定ファイル(JWF)でしか設定できない項目もあります。
環境設定ファイル名 Jw_win.jwf にして、Jw_win.exe のあるフォルダ内におくと
JWW起動時にその設定を読み込みます。
詳しくは、”Q&A of JWW”の「XVI. ノンセクション」→
「49. 環境設定ファイルの開き方・編集・見方」を参照してください。
37. 線コマンドの矢印チェック等のクリアーの設定
線コマンドの矢印チェック等のクリアーと複線コマンドの移動チェックのクリアを行う設定を
環境設定ファイルの「S_COMM_1」で設定できます。
環境設定ファイルの「S_COMM_1」の前から6番目の数値を、
十の位を「0」 ⇒ 線コマンドの矢印チェック等と複線コマンドの移動チェックのクリアをしない。
十の位を「1」 ⇒ 線コマンドの矢印チェック等と複線コマンドの移動チェックの
クリアをコマンド移行時に行う。
十の位を「2」 ⇒ 線コマンドの矢印チェック等と複線コマンドの移動チェックのクリアを
1回のみでクリアされる。
S_COMM_1 = 3 0 0 0 0 0 0 0 0 1
38. 線寸法・矩形寸法・円半径等のコンボボックス内の数値をプロフィールファイルから読み取らない設定
環境設定ファイルの「S_COMM_0」の「Aクロックメニューに移行するドラッグ量
(20〜200)」の項目で、
万の位を1以上にすると、線寸法・矩形寸法・円半径等のコンボボックス内の数値を
プロフィールファイルから読み取らない設定になります。
S_COMM_0 = 00 10035 A0 1 1 900 0 0 0
39. クロックメニューの「戻る」、「進む」を使用しない設定
環境設定ファイル「AC_COM」の「Gクロックメニューの「戻る」「進む」の使用」の項目で、
クロックメニューの「戻る」、「進む」のコマンドを使用しない設定ができます。
「1」を設定するとクロックメニューの「戻る」、「進む」の使用しない設定になります。
AC_COM = 0 240 240 240 80 80 80 1