XVII.印刷
1 ファイルの連続印刷
@ 印刷コマンドでプリンタの印刷設定をし、コントロ−ルバ−の「出力設定方法」を選択
A 「ファイル連続印刷」を選択
B 「ファイル選択」画面でファイルを選択(選択出来るファイルはJWW形式です)
※ ファイルを左Wクリックの場合はファイルの参照が出来き、参照画面を左Wクリックで
元の画面に戻ります。
※ 印刷したいファイルを
Shift+左クリック or Ctrl+左クリック で
複数のファイルの選択が出来ます。
C 印刷ファイルの選択ができると「選択確定」を選択
D 必要に応じて、「印刷範囲・倍率を現状維持で印刷」、「レイヤ状態を現状維持で印刷」、
「線色・線幅を現状維持で印刷」にチェックを入れてOKをクリックする
E コントロ−ルバ−の他の設定をして、コントロ−ルバ−の「印刷」を選択
JWC, DXF, JWW 形式であれば N.Misumiさんの作成した Tcadprn.exe を試してください。
最大一度に 100枚までは 図面を選択して JW_WIN に渡して印刷できます。
建築資料館のトップページ( http://www.ath-j.com/ )にある、
「N.Misumiさんからの贈り物 」で
リンクが貼られていますので 入手してください.。
1枚目と次の印刷までの待ち時間も設定できます
また、分割・圧縮・解凍・ファイルの連続印刷・日本語テキストエディタ・
環境設定ファイルにコメント文を添付等の機能があります
2 レイヤまたはレイヤグループごとの連続印刷
印刷コマンド→プリンターの設定→コントロ−ルバ−の「出力方法設定」で、
「レイヤグループごとの連続出力」or「レイヤごとの連続出力」にチェックを
入れて印刷する。
3 カラ−印刷が出来ない
印刷コマンド→プリンターの設定→コントロ−ルバ−の「カラ−印刷」に
チェックを入れる
4 指定した線色を上に印刷したい
印刷コマンド→プリンターの設定→コントロ−ルバ−の「出力方法設定」で、
「レイヤ順」・「線色順」で設定して下さい。
5 白黒印刷で着色・ハッチの上に文字・線を表示したい
メニュ−バ−の設定→基本設定→「色・画面」タブで、「プリンタ出力 要素」の
各線色(1〜8まで)の着色・ハッチに使う線色のみをカラ−色にし、
その他は黒に設定します。
プリンターの設定でインクの色は黒にし、コントロ−ルバ−の「カラ−印刷」に
チェックを入れて印刷する。
※ 選択したカラ−色によってグレ−の濃淡が変わってきます。
または、各線色(1〜8まで)を黒にし、メニュ−バ−の設定→基本設定→
「色・画面」タブで、グレ−色をグレ−かカラ−色に設定し、
着色・ハッチのレイヤを表示のみレイヤにして、コントロ−ルバ−の「出力方法設定」で、
「表示のみレイヤは印刷しない」のチェックを外し、コントロ−ルバ−の「カラ−印刷」に
チェックを入れ、プリンターの設定でインクの色は黒にすると着色・ハッチは
グレ−で印刷されます。
※ メニュ−バ−の設定→基本設定→「一般(1)」タブで、
「画像・ソリッドを最初に描画」のチェックは外す。
※ 選択したカラ−色によってグレ−の濃淡が変わってきます。
6 設備図面を濃く、建築図面を薄く印刷する
メニュ−バ−の設定→基本設定→「色・画面」タブで、「プリンタ出力 要素」の
各線色(1〜8まで)の建築図面に使う線色のみをカラ−色にし、
その他は黒に設定します。
プリンターの設定でインクの色は黒にし、コントロ−ルバ−の「カラ−印刷」に
チェックを入れて印刷する。
※ 選択したカラ−色によってグレ−の濃淡が変わってきます。
または、各線色(1〜8まで)を黒にし、メニュ−バ−の設定→基本設定→
「色・画面」タブで、グレ−色をグレ−かカラ−色に設定し、
建築図面のレイヤを表示のみレイヤにして、コントロ−ルバ−の「出力方法設定」で、
「表示のみレイヤは印刷しない」のチェックを外し、コントロ−ルバ−の「カラ−印刷」に
チェックを入れ、プリンターの設定でインクの色は黒にすると建築図面は
グレ−で印刷されます。
※ メニュ−バ−の設定→基本設定→「一般(1)」タブで、
「画像・ソリッドを最初に描画」のチェックは外す。
※ 選択したカラ−色によってグレ−の濃淡が変わってきます。
7 印刷時のペイント・ハッチの設定
ペイント・ハッチのレイヤには、ハッチ図形以外は作図しない。
この機能は、印刷時にのみペイント・ハッチをする機能です。
画面上にはペイント・ハッチされません。
〇 印刷出力時のペイント機能
例えば、
設定→レイヤ でレイヤ名に、半角で『#p11a45』と記入。
#p:ペイントの宣言
最初の1:ペイント線のペン番号、次の1:ペイント線の線種番号
a:ペイント線ピッチ(0は0.05ミリで1〜fは0.1ミリ単位の16進、省略で2
45:ペイントする線の角度(省略で0度)
(反対方向の時は「−」を付け『#p11a−45』)
〇 印刷出力時のハッチ機能
例えば、
設定→レイヤでレイヤ名に、半角で『#j11a320』と記入。
『#h』・『#i』・『#j』 : ハッチの宣言
h:1本線のハッチ、i:2本線のハッチ、j:3本線のハッチ
最初の1:ハッチ線のペン番号、次の1:ハッチ線の線種番号
a:2、3本線ハッチの線間隔 (1本線ハッチの場合は「0」)
(0は0.05ミリで1〜fは0.1ミリ単位の16進)
3:ハッチ線の角度(15°×数値、この場合の3は45度の意味)
20:ハッチ線のピッチ
8 縮小印刷しても線の太さが変わらない
縮小印刷の設定では、線の太さは自動縮小されませんので、
環境設定 or 基本設定で細く設定して下さい。
(50%なら線の太さも50%にしてください)
9 ソリッド図形を印刷すると三角形に分割された線が入る
プリンターの解像度にもよるそうですが、プリンタのプロパティーで
プリンタの印刷モードを画像系のものに変更してみてください。
JWCからの機能でPen色のみで着色であれば、「印刷時のペイント・ハッチの設定」と
いうのがあります。
印刷モードでもだめな場合は、下記マイクロアーツさんのJWtoPDFでPDFファイルに変換して
印刷されてはどうでしょうか。
ソリッドのみカラー出力できる機能があります。
http://www.aizu.jp/pdf/index.htm
10 画像・ソリッド図形上の線が印刷されない
・ 設定→基本設定の一般(1)の下のほうの「画像・ソリッドを最初に描写」に
チェックを入れる。
・ ソリッド図形を0レイヤグループの0レイヤに作図する。
11 画像(の一部)しか印刷されない
JWWには画像の処理能力はなく、Windows とドライバーに頼っていますので、
・ プリンターのドライバを最新バージョンにしてみる。
・ 直接プリンタにデータを送らずパソコン内でスプールしてから印刷する。
・ 画像をBMPからJPEGに変更するか、画像を縮小して容量を小さくする。
・ プリンターのプロパティーの詳細設定をいろいろと変えてみる。
・ IMEをタスクバーに入れる。
これでもだめな場合は、PDFに変換して印刷する。(上記の No.9 を参照)
12 大きな円が印刷されない・綺麗に印刷できない
プリンターのドライバを最新バージョンにしてみる。
印刷コマンドでコントロールバーの「出力方法設定」にある「円を線変換出力」に
チェックを入れてみる。
13 プリントすると線端部が半円になる(はみだす)
これはJWWの仕様のようです。
矩形にして塗りつぶすか、細い線を複数描いて線にみせるしかないです。
14 寸法線端部の記号(●)が小さい(大きく印刷したい)
”\. 寸法コマンド”の”1. 線コマンドor寸法線の黒丸の設定”を参照してください。
15 短い点線が実線のように印刷される
短い線を点線で印刷した場合は、ピッチが自動的に短くなるか実線になってしまいます。
下記のことを重複させて試してみてください。
・ 線幅を細くする。
太い線幅だと繋がってしまいます。
・ 環境設定ファイルの「LTYPE_HC」に「B点線・鎖線のピッチの自動調節描画」という項目が
あります。
この項目の3番目の数字を”0”にすると自動調整され、”1”にすると設定されたピッチで
印刷されます。
・ 基本設定⇒「色・画面」タブで「端点の形状」を”平”にする
環境設定ファイルの「LTYPE_HC」でも設定できます。
・ 基本設定⇒「線種」タブで線種パターンを調整する。