■高速リモートデスクトップツール - FreeのTrueRemote
リモートデスクトップとは、PCを他のPCで操作する事です。
外出先で自宅のPCにアクセスしたり、
自分のPC画面を離れた人に見せる時や、
友人のPCの問題を自分で操作して解決したいときとかに使います。
私が知る限り、フリー版のリモートディスクトップツール!!で
これだけ快速に動作するツールは TrueRemote 以外はないと思います。
別のパソコンの画面を転送し、遠隔操作やファイル転送、クリップボード共有する事が可能です。
マルチモニターやマルチコーデックにも対応しています。
快適な操作が可能なのは独自開発の映像圧縮コーデック「GaeBolgVideoCodec」を用い
る事により快適さを実現している。
日本語入力も素直です。( TeamViewerは反応が鈍いです。)
・ 超高速処理 ... 動画やゲームのような動きの激しい映像をスムーズに描画可能
・ 超高画質 ..... 独自画像圧縮形式、可逆圧縮、静止画無劣化(24bitColor時)
・ 超軽量 ....... インストール不要、本体 + 映像圧縮コーデックの2本構成
対応している OS は、
・ Windows7/Vista/XP/2000 (x86/x64)
・ WindowsServer2008R2/2008/2003R2/2003/2000 (x86/x64)
ライセンス(作者ページからの抜粋です。) は、
・ 個人法人営利非営利を問わず何方でも無償にて御利用頂けます。
・ 御利用上において如何なる被害、損害等が発生した際も当方は一切関知致しません。
・ 権利等は全て開発者である「IchiGeki」に帰属致します。
・ 本規約は予告無く変更される事があります。
TrueRemoteを使う前に説明上用語について!! 覚えておくと良いです。
- クライアント(Client)
操作する側(外出先のパソコン) - サーバー(Server)
操作される側(自宅&事務所にあるパソコン) - IPアドレス
xxx.xxx.xxx.xxxで表されるPCの住所と考えてください。(xは数字)
ネットを介して接続する(自宅以外に接続する)ならポートを開放して下さい。
自宅にあるPC同士ならしなくても必要ありません。
ポート開放の仕方は UPnPCJ を使用すると簡単です。
- Windowsのファイヤーウォールを無効にする。
市販のウイルスソフトを使用している場合もファイヤーウォール機能を無効にする。 - UPnPCJ129.zip(zip版) をダウンロードして適当なフォルダに解凍する。例えば C:\wintool\lan\UPnPCJ
- C:\wintool\lan\UPnPCJ\UPnPCJ.exe をクリックする。
- 今回は ポート : 50000 を開放する。 開放操作は @ の入力 と I のクリックのみです。
@ WAN_PORT.........ルーターが受けるポート 50000 を入力する。
CLAN_IP............LAN側IPアドレスをUPnPCJが自動で取得する。( 192.168.xx.x )
G 情報.............ルータがあると ルータが存在します。(192.168.xxx.x) と表示されます。
I ポート開放ボタン をクリックする。
これだけで ポート開放 です。
ルータ機器名 : Aterm BL150HV(装置名:ATERM-7131F0) ファームウェアバージョン : 8.61
- グローバルIPアドレスの通知 (DynamicDNSは使用しない方法)
インターネット利用時において、WWWサーバや出先からリモートネットワークを運用する際の
グローバルIPアドレスの出先から知る必要があります。 これを実現してくれるのが IPアシスト です。
IPアシスト は、
ルーター内等のプライベートIPアドレスを使用しているパソコンでも グローバルIPアドレス を表示できます。
IPアドレスを監視してアドレスが変更されたらEメールでIPアドレスの変更を通知する機能も付いてます。
フリーのGMail, Yahooメールなどを取得して通知すると出先でIPアドレスを知ることができます。
- http://blog.x-row.net/?p=47 にアクセスする。
- 取扱説明&仕様説明 をクリックする。
- Download のBeta Version または Stable Version をクリックしてダウンロードする。
2011/10/08現在 ↓
1.2.2 β3 2011-08-24
1.2.1 2010-08-03
- ZIP形式の圧縮ファイルを解凍すると以下のファイルが展開されます。
・trueremote.exe ... 本体
・gaebolg.dll ... 映像圧縮コーデックライブラリ(GaeBolgVideoCodec)
・trueremote.txt ... ドキュメント
・fastlz.txt ... データ圧縮ライブラリライセンスドキュメント
「trueremote.exe」と「gaebolg.dll」は、同一のフォルダに配置する。
- trueremote.exeのショートカットを作る。
- 作成したショートカットをクリックする。(trueremote.exe)
- サーバ設定は、
Mode: ServerModeにする。 Ip: そのまま Port: 先程開放したポート番号を指定(今回は 50000) Password: 接続を制限したい場合はパスワードを入れてください。
クライアントが接続する時必要になります。
空欄にすることはお勧めしません。Control: 画面を見せるだけならOff、操作してもらうならOnにします。 Service: 普通は何も設定しない。 - OK をクリックしてサーバーを Ready状態 にする。
(クライアントからのアクセスを可能にする。)
これでクライアントが接続できる状態になりました。
- クライアントにもダウンロードしたZIP形式の圧縮ファイルを展開する。
- trueremote.exeのショートカットを作る。
- 作成したショートカットをクリックする。(trueremote.exe)
- クライアント設定は、
Mode: ClientModeにする。 Ip: 数字.数字.数字.数字という形式でサーバーから送られてきたIPアドレスを入力します。
数字の間にあるのはドットです。(ローカルアドレス)
外出先からアクセスするときはDynamic DNSで割り当てた名前を入力する。
フリーのDynamicDNS( MyDNS.JP )を使用して取得したドメインを指定する。
yakushima.mydns.jp などPort: サーバーから送られてきたものを入力します。(今回は 50000) Password: サーバで入力したパスワードを入力する。 Control : 画面を見せるだけならOff、操作してもらうならOnにします。 Scroll : サーバーの画面を表示したときスクロールを有効にするか設定します。
実際にやって調整してください。Quality : 18/21/24BitColorを指定出来ます。
数字が大きい方が画質がいいですが、重くなります。Codec : GaeBolgVideoCodecにする。 - これで接続までの設定は終わりです。
- OK をクリックすると サーバに接続 できます。
上手くいけばサーバーのデスクトップ画面が表示されます。
この画面は自分のデスクトップのようにクリックや文字入力やコピー&ペーストが出来ます。
(ControlをOnにしているときのみ)
上記の設定が終わり TrueRemote を一度終了させると trueremote.ini が自動的に作成されます。
trueremote.ini をメモ帳などで開いて
「ServerMode」 の項に 「boot=1」 と記述すると起動メニューが表示されずに、自動的にサーバモードとして起動します。
Server にパスワードを設定している場合は password=xxxxx にパスワードを指定してください。
これはスタートアップに登録すると自動的にサーバが Ready 状態になります。
■File転送 ↑戻る
File転送は、Client から Serverへの転送 と ServerからClientへの転送が可能です。
ファイル一個ずつのみになりますが、D&D(ドラック&ドロップに対応しているので不便は軽減されます。
- ↓Client から Serverへの転送↓
- TrueRemoteウインドウのステータスバー(上のバー)を右クリックする。
- Send File をクリックする。
- Clientパソコンのフォルダが開く。
- Severに転送したいファイルを右クリックしてコピーを選択する。
- TrueRemoteウインドウの右下のアイコン(サーバー側のタスク)を右クリックする。
- Receive Files をクリックする。
- Sever側のフォルダに送信したファイルが表示されます。
例 D:\wintool\lan\TrueRemote\recv フォルダが表示されます。 01.txt が表示される。
- ↓Server から Clientへの転送↓
- TrueRemoteウインドウの右下のアイコン(サーバー側のタスク)を右クリックする。
- Send File を右クリックする。
- Serverパソコンのフォルダが開く。
- Clientに転送したいファイルを右クリックしてコピーを選択する。
- TrueRemoteウインドウのステータスバー(上のバー)を右クリックする。
- Receive Files をクリックする。
- Client側のフォルダに送信したファイルが表示されます。
例 D:\wintool\lan\TrueRemote\recv フォルダが表示されます。 i_pash.txt が表示される。