上記のとおり、Windows 2000とWindows XPでは、項目の名前が微妙に異なる。
デフォルトの設定はどちらのOSでも[未構成]になっているので、
この項目をダブルクリックして、状態を[未構成]から[有効]に変更する。

設定用ダイアログ
ここでデフォルトの[未構成]から[有効]に設定を変更する。
○未構成(C) : 設定を変更しない。
○有効(D) : 設定を有効にする。つまり、Windows Updateの機能を無効化する。
○無効(E) : 設定を無効にする。つまりこの場合は、Windows Updateの機能を有効にする。
8. ここで[有効]を選択して[OK](または[適用])をクリックする。
9. これで Windows Update が無効化される。
具体的には、[スタート]−[すべてのプログラム]メニューにあった[Windows Update]アイコンが消去される。
以後は、例えばユーザーが強制的にWindows Updateを実行しようとしても
(Windows Updateの実行ファイルである%SystemRoot%\system32\wupdmgr.exeを直接実行するなど)
次のようなメッセージ・ボックスが表示され、Windows Updateは起動できない。
Windows Updateを実行しようとすると表示されるエラー・メッセージ グループ・ポリシーでWindows Updateを無効化した後、
Windows Updateを起動しようとしても、次のメッセージが表示されて処理は強制終了される。

ただしWindows 2000では、グループ・ポリシーを使ってWindows Updateを無効化しても、デバイス・マネージャやプリンタ・ウィザードからはWindows Updateにアクセスできてしまうという問題があるようだ(この問題点に関するマイクロソフトのサポート技術情報)。
またグループ・ポリシーでWindows Updateを無効にしても、コントロール・パネルの「自動更新」アプレット(Windows 2000の場合)や[システムのプロパティ]ダイアログ(Windows XPの場合)における自動更新の通知設定が有効になっていると、新しい修正プログラムなどが用意された段階などで、通知領域でのバルーン表示は行われてしまう。バルーン表示の指示に従って自動更新しようとしても、グループ・ポリシーでWindows Updateが無効化されているときには、途中でエラーになる。バルーン表示自体を行わないようにするには、グループ・ポリシーでの設定に加え、別途通知設定を無効にする必要がある。
(この具体的な方法は、別項の うるさいバルーン表示を無効にする方法 を参照)