【Windows 10 にてネットワーク関連 】

  1. Windows 10 にてネットワークコンピュータが表示されない
  2. マップしたネットワークドライブが表示されない
  3. Windows10でネットワークドライブの参照が遅い
  4. [ ローカルデバイス名はすでに使用されています ]
  5. OS起動時にネットワークドライブアイコンが「×」印になる

Windows 10 にてネットワークコンピュータが表示されない


Windows 10 1709以降のバージョンにて、ネットワーク一覧で正常
にPCが表示されない場合があります。
その場合は以下の手順をお試し下さい。

  1. Windowsキー + R を押す。
  2. control と入力して OK をクリックする。



  3. 「プログラムと機能」をクリックする。



  4. 「Windowsの機能の有効化または無効化」を選択します。



  5. 一覧から「SMB 1.0/CIFS共有のサポート」が無効になっている場合は、
    有効にして再起動を実施して下さい。

上記の手順でも回避できない場合は、以下のサービスを「自動」
に設定して下さい。
「Function Discovery Provider Host」

「Function Discovery resource Publication」

  1. Windowsキー + R を押す。
  2. control と入力して OK をクリックする。
  3. 「管理ツール」をクリックしてサービスをクリックする。

  4. 「管理ツール」をクリックして以下のサービスを「自動」にする。

    「Function Discovery Provider Host」

    「Function Discovery resource Publication」


マップしたネットワークドライブが表示されない


ネットワークドライブの割り当てをしたのにネットワークドライブが表示されない。
以下の操作をステップバイステップでエラーを解決しましょう。

  1. Win + Rを同時に押す。
  2. 「regedit」を入力してレジストリエディタに入ってください。
  3. HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Policies\Systemに入ってください。
  4. 空白のところで右クリックして「新規」→「DWORD」を選択してください。
  5. EnableLinkedConnections と名付けてエンターキーを押してください。
  6. 作成された EnableLinkedConnections を右クリックして、修正をクリックしてください。
  7. 値のデータを 1 に変えて「OK」をクリックしてください。
  8. レジストリエディタを閉じてPCをリスタートしてください。


Windows10でネットワークドライブの参照が遅い
Windows 10 の1803 辺りからかな ?、アプリ等からネットワークドライブを開こうとすると、
ファイルの一覧が出るまで1分近く待たされる。
ネットワークドライブの参照が遅い時の対処方法。

  1. Win + Rを同時に押す。
  2. 「regedit」を入力してレジストリエディタに入ってください。
  3. \HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\LanmanWorkstation\Parameters 内に下記を追加。

    DirectoryCacheLifetime Dword=0
    FileInfoCacheLifetime Dword=0
    FileNotFoundCacheLifetime Dword=0

    (右クリック -- 新規 -- DWORD(32bit)値を選択、名前と値を入力する。)



ローカルデバイス名はすでに使用されています


SMB 接続でファイルサーバーと共有していると、時々

ネットワーク接続の復元
x:を次に接続しようとしてエラーが発生しました。
\\xxxxxx\Microsoft Windows Network: ローカルデバイス名はすでに使用されています。
この接続は復元されませんでした。

と出ることがちょくちょくあります。

回避策の一例です。

・ サービスの Workstasion を右クリックして再起動する。
・ ネットワークドライブの割り当てを別のドライブに割り当てる。

サービスの Workstasion を右クリックして再起動する。



  1. Windowsロゴキー + R を押す。
  2. control を入力して OK をクリックする。
  3. 管理ツール -- サービス を開く。
  4. サービスの Workstasion を右クリックして再起動する。




  5. これで解決できない場合は下記のお試しください。

ネットワークドライブの割り当てを別のドライブに割り当てる。



GUI または コマンドラインから切断し、下記のregキーを削除してから
ログオフしてログオンします。

下記のコマンドでエラーの出たネットワークドライブを切断する。
  1. Windowsキー + X を押す。
  2. コマンドプロント(管理者) をクリックする。
  3. net use ドライブレター /delete を入力する。

    例)
    ネットワークドライブにドライブレター Z: を割り当てていたとする。

    net use z: /delete

  4. 下記のレジストリを開いて
    Error になったネットワークドライブで割り当てたキーを削除する

    HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorer\MountPoints2.


  5. ログオフしてからログオンします。( または Windowsを再起動する。)
  6. 別のネットワークドライブに割り当てる。

    net use Q: \\ネットワーク名\フォルダ名 /user:ユーザー名 パスワード


OS起動時にネットワークドライブアイコンが「×」印になる


ここ最近はPC起動時に、
「ネットワークドライブに再接続できませんでした」というメッセージが頻繁に出るようになりました。
そして、PCのネットワーク場所のネットワークドライブアイコンには「×」印がついています。

ただし、その「×」印がついているアイコンをクリックすれば、ちゃんとNASに接続はできるのです。
実用的には問題なかったので、そのまま使用していました。

PC起動時にネットワークドライブが切断状態になってしまう場合があります。
その場合は以下の設定で回避できる場合があります。

  1. Win + Rを同時に押す。
  2. 「gpedit.msc」と入力します。
  3. コンピュータの構成→管理用テンプレート→システム→ログオンの順番に展開します。
  4. 右ペインの項目にある
    「コンピュータ起動時とログオン時にネットワークを常に待つ」ポリシー設定を有効にしてください。
  5. PCを再起動し、現象が回避されたか確認します。
上記で回避できない場合は、
net useコマンドでネットワークドライブの割り当てを行う。
net use ドライブレター: \\IP\共有名\volume パスワード /user:ユーザアカウント /PERSISTENT:NO
以下のような環境の場合
割り当てドライブP
サーバorIP192.168.1.101
フォルダshare
パスワードpassword
ユーザアカウントtonbo

net use の オプション
/USER:ユーザ名接続するユーザ名を指定する
/PERSISTENT:{YES|NO}固定ネットワーク接続の使用を制御する
YES:接続情報を次のログオン時に復元する
NO:接続情報を保存しない

バッチファイルの内容は、以下のようになります。
@echo off
net use p: \\192.168.1.101\share password /user:tonbo /PERSISTENT:NO
上記の内容をメモ帳などで nas_connect.bat で保存する。
個人用スタートアップフォルダに上記のバッチファイルをコピーする。

C:\users\ユーザー名\AppData\Roaming\Microsoft\Windows\スタート メニュー\プログラム\スタートアップ

実際にコマンドを実行したときのコマンド実行出力とスクリーンショットです。
Microsoft Windows [Version 10.0.19044.1706]
(c) Microsoft Corporation. All rights reserved.

C:\Users\Owner>net use p: \\192.168.1.101\share password /user:tonbo /PERSISTENT:NO
コマンドは正常に終了しました。

C:\Users\Owner>