dosvaxj3 DOSBoxでは手順が大変でしたが今回紹介する DOSVAXJ3 は 解凍したフォルダの dosboxj.conf を少し変更するだけでDOS版JW_CADが動作します。 日本語入力と800x600表示も可能です。 作図作業にも耐えられるのではと思います。(ベテランの方は違和感感じるかも) 2021/05/13 注意点は 日本語自動 ON/OFF が聞かないので手動で左上の半角/全角キーで切り替える必要があります。 2021/05/13 ●変更履歴 (公式サイトからの抜粋) build JP220408 (2022/4/8) ビデオカードが S3 の設定でも XGA/SXGA の V-Text モードが使用可能になるよう修正しました。vtext/vtext2 で xga/sxga/xga24/sxga24 が指定可能になります。それに伴い machine=dosv の設定の場合、ビデオカードは S3 となるよう変更しました。 J-3100 モードで起動した際に V-Text でのスクロール行数がおかしくなっていたのを修正しました。 build JP220330 (2022/3/30) 言語設定が日本語以外となっている Windows 上でも日本語ファイル名が使用できるように修正しました。 DOSBox SVN r4473 までの更新分を適用しました。ただし DOSVAXJ3 独自の修正(LFN やシェル、CON デバイス等)と干渉して修正が難しい項目については適用していません。 DOSVAX の Build 4467AX13 の一部の修正を適用しました。PS/55 関連については対応の予定はありません。 build JP210726 (2021/7/26) LFN 関連処理の改善を行いました。 設定に clipinputbutton を追加し、キーボードでのクリップボード操作に対応しました。 build JP210728 (2021/7/28) IME 有効状態で半角/全角キーを押下すると ` が入ってしまう場合があったのを修正しました。 英語キーボード設定で ` が入力できない場合があったのを修正しました。 変換・無変換・カタカナひらがなキーの入力が受け取れていなかったのを修正しました。 ビデオドライバが directx の場合 IME を無効にできなかったのを修正しました。 build JP211015 (2021/10/15) 内蔵 DOS で日本語 Windows 3.1 の setup.exe が起動できなかったのを修正しました。 内蔵 DOS でマイクロソフト版の日本語 Windows 3.1 がエンハンスドモードで起動できなかったのを修正しました。 内蔵 DOS で東芝版日本語 Windows 3.1 CGA/EGA キットの setup.exe が起動できなかったのを修正しました。 int 21h ah=38h 国別情報取得の返値が正しくなかったのを修正しました。 IME 有効状態で一部の特殊キーや、右 Ctrl や Alt との同時押しのキー入力ができていなかったのを修正しました。 AX のキャラクタコード 00h~1fh の文字が実機と異なっていたのを修正しました。 DOSVAXJ3は、DOS/Vユーザーモードをエミュレートするソフトです。 インストール DOSVAXJ3の実行 マウント DOS版JW_CADの準備 DOS版JW_CAD動作検証 Windows 10 Pro上で DOSVAXJ3による DOS版JW_CADの800x600表示画面 Windows 10 Pro上で ATOK2019入力画面(800x600画面) 設定 1. dosboxj.conf(コンフィギュレーションファイル) の設定 [cpu] セクション の 2行 を修正する。 core=normal cycles=32000 [autoexec] セクション に 下記の 4行 を追加する。 # Lines in this section will be run at startup. @echo off mount c c:\DOSVAXJ3 path=z:\;c:\;c:\mi;c:\tool;c:\dos;c:\jwc c: 2. dosboxj.exe のショートカットをディスクトップに作成する。 3. dosboxj.exe のショートカットをクリックする。 4. すると真っ黒のウインドウになるのでALT+ENTERキーを押すことでフルスクリーンで動作可能 [sdl] セクション の fullscreen=false を fullscreen=true へと変更することで起動時にフルスクリーンも可能。 fullscreen=true ■ インストール DOSVAXJ3をインストールする手順です。 DOSVAXJ3 公式サイトを開く。 「dosvaxj3jp220408.zip」をクリックする。 今回は C:\DOSVAXJ3 に解凍しました。 ■ DOSVAXJ3の実行 デスクトップのショートカットを実行する。 DOSVAXJ3起動直後 黒い画面のままの場合は ALT + ENTERキー を押す。(フルスクリーン表示) DOSVAXJ3のEMS, UMBメモリ状態(VMAPコマンド) DOSVAXJ3のフォルダ一覧 起動時は C: ドライブです。 ■ ショートカット ALT + ENTER: フルスクリーン・ウィンドウ化の切り替え CTRL + F1: キーマップの設定画面を呼び出す CTRL + F4: マウントされたドライブのキャッシュ情報を更新。 マウントしたドライブをDOSBoxの外で変更した場合に有用。 また、imgmountでマウントされたディスクイメージの周回にも使用する CTRL + F5: スクリーンショットをセーブ CTRL + ALT + F5: AVIビデオのレンダリングを開始/停止 CTRL + F6: サウンドのwaveファイルへの録音を開始/停止 CTRL + ALT + F7: OPLコマンドの記録を開始/停止 CTRL + ALT + F8: raw MIDIコマンドの記録を開始/停止 CTRL + F7: フレームスキップを低下させる CTRL + F8: フレームスキップを上昇させる CTRL + F9: DOSBoxを殺す(閉じる) CTRL + F10: マウスをキャプチャ/リリース(DOSBox内でマウスを使用したい場合) CTRL + F11: DOSBoxのサイクルを低下させる(エミュレーションを鈍足化) CTRL + F12: DOSBoxのサイクルを上昇させる(エミュレーションを高速化) ALT + F12: スピードをアンロック(ターボボタン) ■ マウント フォルダやイメージファイルをドライブに割り当てる(マウントする)手順です。 dosboxj.conf(コンフィギュレーションファイル)の [autoexec] セッションを指定しない場合 Windows上のフォルダをマウントする C:\DOSVAXJ3 フォルダを、C:ドライブとしてマウントする例です。 Z:\> mount c c:\DOSVAXJ3 Drive C is mounted as local directory c:\DOSVAXJ3\ C:\> ■ DOS版JW_CADの準備 DOS版JW_CADのインストール準備です。 作業用フォルダーを作る。 C:\DOSVAXJ3フォルダーに JWCフォルダをコピーする。C:\DOSVAXJ3\JWC ) 補足) 今まで使用していた JWCフォルダー毎コピーする。 C:\>と表示されているので JWC と 入力して Enterキー を押す。 [ JWC.BAT ] @echo off SET TZ=JST-9 SET VCOM=-w C:\TOOL\VTC C:\TOOL\RSWAP -DC:\ -N3F C: CD\JWC JW_CADV %1 -BB300 -S300 -CB6 -A2 -R12,12 -O -P -Y -H -L4 -L6 -M2 -M4 -M5 -M6 -M9 -Ma -ZA -H2 -コ -F*128 C: CD\ C:\TOOL\RSWAP -R >nul ・ DOS版JW_CADを起動後の状態 (640x480表示) ・ C:\>と表示されているので j800 と 入力して Enterキー を押す。 [ J800.BAT ] @echo off SET TZ=JST-9 SET VCOM=-w C:\TOOL\VTC >nul C:\TOOL\RSWAP -DC:\ -N3F >nul C: CD\JWC JW_CADV -V70 -A -R12,12 -E1 -CB# -A4 -o -P -BB300 -Y -H -L4 -L6# -Q -ZA -コ -F&128 %1 C: CD\ C:\TOOL\RSWAP -R >nul ・ DOS版JW_CADを起動後の状態 (800x600表示) 動作検証 いろいろ動作させてみた結果です。 Windows 10 Proにて確認しました。 Windows 7/Windows 8の場合は管理者権限の設定をしてから起動して下さい。 DOS版JW_CAD動作検証 640x480表示良好 800x600表示良好 FILMTNを実行した状態 MIFESを実行した状態